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僕の課題が通った領域は「細胞機能の構成的な理解と制御」というところです。


JSTさきがけ細胞構成領域のサイト


細胞機能の再構成とか設計とか制御を通じて、生命現象の理解につながる基礎研究や技術開発の研究を公募し、総括を中心に領域アドバイザーと研究者の縦横の交流を経て、基礎生命科学を推進する事業です。公募、というと、平たく言えばコンペティションです。8月上旬に書類を出して、10月に面接して、11月に採択の通知を頂きました。354件の応募から13件が今回選ばれました。 昔からの知り合いの人も通っています。狭い世界です。あと2回コンペがあります。


このさきがけというやつは、半年に1回くらい研究者が集まって、非公開ミーティングをする「領域会議」というやつが特徴の一つです。採択された方々はこれまであまり縁のなかった分野からの研究者の方もおられるので、交流や情報交換させてもらうのが楽しみです。


あと、プレスリリースが出て知りたかったのは、領域アドバイザーの名簿。書類を書いていても面接の対策をしても、「うーん、相手は誰なんだろう?」とわからない状態で準備していたので。どういう研究者がその名簿にいるのかに興味をもっていました。みてみると、名前しか知らなかったけど、その研究の多様さに非常に興味をもっている京大の教授がおられました。これはちょっと楽しみ、領域会議でラボの指導方針や研究の指針を聞いてみたいです。あと、面接での質疑応答でも、食いつきどころが自分の予想とちがったのは何でだろうと思ったのですが、なんとなくわかりました。


で、この研究費で何をやるかは、また京都にいったら研究内容とかを更新するのでその時まで伏せておきます。ただ、3年間という割と短い期間なので、効率を重視してテーマを絞って研究をすすめていくことになるでしょう。研究体制も各所と相談を始めた所です。本帰国までにちゃんと研究体制の打ち合わせが出来るか、ちょっと心配がありますが、スタートから全速力でいけるよう準備をすすめていきます。


でも、本当に今すぐやらないといけないのは、PRL論文の続編とかHSさんとのコラボ論文をまとめること!イスラエルのワイズマン研究所のTTさんも加わって、完成は近い!はず!!